予防接種

当院で行っている公費の予防接種

 海老名市・綾瀬市・厚木市・大和市・座間市・寒川町

  • ヒブ
  • 小児用肺炎球菌
  • 四種混合(DPT-IPV)
  • 麻しん風しん(MR)
  • 水痘
  • 日本脳炎
  • 二種混合(DT)
  • BCG(海老名市・綾瀬市・厚木市・座間市)
  • 子宮頸がん
  • B型肝炎

上記ワクチンについては、公費外での自費接種(公費の予防接種期限が過ぎてしまった場合等)にも対応いたします。


お持ちいただくもの

  1. 母子健康手帳
  2. 各予防接種の予診票(お手元にない場合は当院に用意があります。)
  3. 乳児医療証・こども医療証
  4. 健康保険証
  5. バーコードシール(厚木市のみ)

予約について

月~金曜日
14:00~15:00(予防接種専用枠)、16:30、17:30
土曜日
13:00、14:00、14:30

3か月前からの予約が可能です。

ロタウイルスワクチンについて

令和2年10月1日から、ロタウイルスワクチンの定期接種が始まります。これにより、令和2年8月1日以降に生まれたすべての赤ちゃんについて、ロタウイルスのワクチン接種が公費負担(患者さんの負担が無料)となります。
当院でロタワクチン公費接種を希望される方はあらかじめWeb予約が必要ですが、その際に接種するワクチンを2種類の中から選んでいただく必要があります。以下の資料を参考に、赤ちゃんに接種するワクチンを選んでください。

毎年秋から冬にかけて小児がかかりやすい胃腸炎ウイルスはロタウイルス・ノロウイルス・アデノウイルスなどいくつかありますが、その中で最も症状が強く、重症化しやすいウイルスです。
主な症状は嘔吐・下痢・発熱・腹痛ですが、ノロウイルスやアデノウイルスに比べると症状の強さや持続する日数が長く、そのために脱水症状で入院することも多い胃腸炎です。
また、特に乳児がかかった場合には脱水症状が急速に進むことが多く、命にかかわることも少なくありません。さらに、ウイルスが脳神経系に影響を及ぼし、けいれん発作や脳症をおこすこともあり、結果として後遺症を残す可能性も十分あります。

感染力は非常に強く、特に保育園や幼稚園の中で患者さんが発生すると、数日の潜伏期を置いて大流行することがあり、ワクチン以外での予防は困難です。
最近自費で接種を行う患者さんが増えたため明らかな流行はなくなりましたが、それでも重症化する患者さんはいます。


2種類のワクチンの比較

ワクチンの種類 ロタリックス ロタテック
  1価ワクチン(注1) 5価ワクチン(注1)
接種回数 2回 3回
1回あたりの接種量 1.5ml 2ml
接種開始時期 生後6週から可、標準的には生後2か月が目安
遅くとも生後14週6日までに開始
接種完了時期 生後24週まで 生後32週まで
副作用 腸重積、下痢など(頻度は2種類のワクチンで変わりません)
上記の接種時期を守れば、腸重積のリスクはかなり低くなります。
有効性 どちらも有効性は90%以上との報告が多いですが、
ロタテックの方がわずかに(数%ほど)高いです。
接種方法 経口(飲むワクチン)

(注1)ロタウイルスもインフルエンザA型・B型と同じようにいくつかの種類があります。1種類の型にしか効かないものが1価ワクチン、5種類の型に効くのが5価ワクチンですが、ロタウイルスワクチンの場合、1価ワクチンでもほかの型のロタウイルスにある程度の効果があることが分かっています。
現在当院で主に使用しているのは1価ワクチンのロタリックスですが、効果は5価ワクチンのロタテックとはほぼ同等の印象です。

シナジス注射について

当院では低出生体重児・早産児、先天性心疾患、免疫不全の患者さんに対するシナジス注射を行っております。
希望される方はあらかじめ当院へ電話連絡の上予約をお願い致します。

なお、来院される際は可能な限り紹介状をご持参ください。

自費の予防接種

  • おたふくかぜ
  • インフルエンザ(10月頃からの開始を予定しています。)
  • A型肝炎、狂犬病などのトラベルワクチンにも可能な限り対応いたしますので、電話でお問い合わせください。
  • RSウイルスワクチン(アブリスボ筋注用):妊娠28~36週の妊婦さんへ接種